小豆好き必見!「あずき物語り」って何?

加工食品

 甘いあんこの原料となる小豆ですが、甘くせずに加工された小豆って、お赤飯以外に何かあるんだろうかと思ったことはありませんか?

 今回は、そんな方のために、北海道音更町にある「道の駅おとふけ なつぞらのふる里」で販売されていた「あずき物語り」という商品を御紹介します。

パッケージ

 商品の袋の上部には、チャックがついており、開封しても袋のまま保存できるようになっています。商品の表面には、「きたろまん」をフリーズドライにした旨が記載されています。「きたろまん」というのは、小豆の品種の一つであり、早生、良質、落葉病・茎疫病・萎凋病抵抗性の「十育137号」を母、多収、落葉病・茎疫病・萎凋病抵抗性の「十育138号」を父として、十勝農業試験場において育成された品種です。商品裏面の表示を見ると、十勝にある芽室町農業協同組合が販売者、加工所は帯広市にある株式会社江戸屋となっています。

商品の中身

 商品の中身を出してみました。左側がフリーズドライ小豆、右側が普通の小豆です。フリーズドライの方が、色がさめた感じになっています。

 小袋に入っている普通の小豆は、右側の写真のようにツヤツヤと光っているものが多いと思います。これは、収穫された小豆が工場で調製され、「みがき(豆を磨く)」という工程を経ているからです。収穫したときからツヤツヤと光っているわけではありません。

食べてみた感想

 食べてみると、ほんのり甘くてやさしい味がしました。噛んだ感じは、サクッとする感じで、硬くはありません。商品には、「おやつやおつまみに」と書かれていましたが、味がとてもやさしいので、酒のおつまみにはちょっと厳しいかもしれません。でも小豆が「あんこ」以外のこうした加工品になって登場したことは、とてもうれしいことです。

まとめ

 シンプルな食味と食感が、とても味わい深い商品でした。小豆といえば、どうしても甘い「あんこ」が頭に浮かびますが、今後は、お酒のおつまみのような商品も登場してくれたらうれしいな~と思う次第です。

 今年の夏は、小豆の主産地である北海道十勝地方も猛暑であったため、畑では、小豆の枝に青いサヤが付いたまま収穫期を迎えるなど、生産現場は大変だったようです。こうした農家の方々の大変な苦労があって、小豆が生産されていることを忘れてはなりません。生産者の皆様、おいしい小豆を生産していただき、ありがとうございます。やっぱり、十勝の小豆は、最高です!

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