LEGO 「タウンホール」を徹底解説

完成品

 LEGOブロックを詳しく知りたいという方のために、今回は、「タウンホール」という商品を御紹介します。中古品も含めて、これからLEGOブロックを購入しようとしている方の参考になれば幸いです。

商品概要

  • 製品名:タウンホール(Town Hall)、型番:10224、ピース数:2,766
  • 組立後のサイズ:縦横25.5㎝、高さ50.5㎝

 この建物は、タウンホール、いわゆる町役場です。3階建てのタウンホールには、紋章が施された大きなホールがあり、最上部に時計塔が設置されるなど、重厚な造りとなっています。この商品は、2012年頃に購入したもので、当時の値段ははっきりと覚えていませんが、2万円はしなかったと思います。

組立説明書

組立説明書は3冊あります。

正面と裏面

 建物の正面です。3階建ての造りの上に時計塔があります。建物正面の上部には「1891」と数字が刻まれており、その意味がレゴ公式ホームページに記載されていました。それによると、左から読んだ年(1891年)は、レゴグループ創設者の誕生年、右側から読んだ年(1981年)は、このセットを開発したデザイナーの誕生年だそうです。

 ということは、創設者の方は明治24年生まれということになります。ネットを検索したところ、1932年(昭和7年)にオーレ・カーク・クリスチャンセンさんという方がLEGO社を創業したそうです。そして、デザイナーさんは昭和56年生まれで、現在41歳くらいでしょうかね。若くしてこんなにすばらしいものをデザインするなんて、すごいな~。

 屋上には、時計塔の鐘があり、掃除の恰好をしているサンタクロースのようなミニフィグが配置されています。また、正面玄関入り口には、婚姻届を出したばかりと思われる夫婦のミニフィグが配置されており、女性のミニフィグがカメラで夫婦を撮影しています。カメラはストロボが大きい昔のカメラですね。さらに、2階中央のバルコニーでは、鞄を持った男性(市長かな)のミニフィグが新婚夫婦を祝福しています。

 建物の裏面です。職員用の入り口や床下へ行くための入り口があります。そして、右側に1階から3階まで縦に伸びている溝があります。これはエレベーターを動かすための溝で、下の方にある棒を上に動かすと中にあるエレベーターが動くようになっています。

 建物を上から見たところです。屋上から建物内部を見渡せる天窓があり、左後ろの角の位置には、エレベーターへの出入り口があります。

内部構造

<3階部分>

 天井部分を外して上から見た3階部分です。3階には、大きな会議テーブルセットが置かれており、地球儀もあります。エレベーターの入り口には、屋上と2階に行くためのボタンも見えます。

<2階部分>

 3階部分を外した2階部分です。左側のエレベーター前の部屋は秘書室、右側の部屋は市長室と思われます。

 秘書室には、秘書のミニフィグが座っています。市長室の机には、デスクライトのほか、カエルの置物(グレーの置物)も配置されています。

<1階部分>

 2階部分を外した1階部分です。3階まで吹き抜けの大ホールのほか、左側のエレベーター前にはエレベーターホール、右側には、市民とやり取りするための受付窓口のような部屋があります。

 内部をアップにすると、大ホールには正面に紋章を据えた台があり、エレベーターホールには白い置物やベンチなどが配置されています。また、受付窓口のような部屋には、お札やパソコンのような装置も配置されています。

エレベーターを少し上げてみたところです。

最後に

 この商品は、モジュラービルディングシリーズの第7弾になるようです。建物に高さがあるので、インテリアとして部屋に飾る場合は、置き場所を選ぶことになります。また、この商品も既に廃盤となっており、未開封品は20万円前後の価格で取引されているようです。

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