音更町にあるスーパー・ハピオで「塩きなこねじり」というお菓子が販売されており、とても懐かしい感じがして、思わず買ってしまいました。きなこ好きの方のために、今回は、この「塩きなこねじり」という商品を御紹介します。これを読めば、きっと食べてみたくなると思いますし、十勝のお土産にもしたくなると思います。
パッケージ
この商品は、袋の裏にある表示を見ると、苫小牧市にある協和製菓(株)という会社が製造した商品のようです。1袋400円近くということで、ちょっと高めですが、おそらく手作りに近い和菓子だと思いますので、そこは納得です。
袋の表には、木野産のいわいくろ大豆と本別町産のユキホマレを焙煎して作った「結きなこ」を原料に使用した旨が記載されています。
いわいくろ大豆は、「光黒」という産地品種銘柄に属する黒い大豆、ユキホマレは「とよまさり」という産地品種銘柄に属する大豆です。
そもそも、「きなこ(きな粉)」とは、大豆を炒って皮をむき、これを挽いた粉のことです。そして、「きなこねじり」とは、水飴を熱して柔らかくなったところに、この「きな粉」を混ぜて生地を作り、それを平らに延ばして適切な大きさに切り分け、それをねじったお菓子のことで、京都が発祥と言われています。
商品の中身
スーパーなどでよく販売されている緑っぽい「きなこねじり」と比べると、少し茶色っぽい感じがします。これは、きな粉の原料になっている大豆の違いによるものと思われます。
食べてみた感想
食べてみると、くにゅっとした嚙み心地で、小さい頃に祖母に勧められて食べた「きなこねじり」の懐かしい味とともに香ばしい大豆の味がして、とてもおいしかったです。一気に食べずに舌に乗せて、緑茶を飲みながら、じっくりと味わうことをお勧めします。
まとめ
十勝の大豆が京都発祥のお菓子になるなんて、すばらしいコラボだと思います。そして、やはり京都発祥のお菓子なだけあって、味が繊細で気品があります。がさばる商品ではないので、十勝のちょっとしたお土産にしてはいかがでしょうか。