十勝では、7月の下旬から一週間程度の間に、一気に小麦の刈り取りが行われます。今回は、北海道十勝地方に詳しくなりたい方のために、小麦の刈り取り後の畑に登場する麦稈ロールを御紹介します。ドライブにお連れした都府県の方から、「あれ何?」と聞かれたときに参考になるかと思います。
小麦の収穫
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前年の秋に種がまかれ、越冬させた秋まき小麦は、7月下旬に収穫時期を迎えます。小麦は、雨に当たると品質が劣化するため、短期決戦が勝負であり、大型コンバインのライトを点灯させながら、夜遅くまで刈り取り作業が行われます。
刈り取り後の畑に登場したコロコロ
小麦が刈り取られたあとの畑には、ロール状のコロコロしたものが転がっています。これは、麦稈(ばっかん)ロールと呼ばれており、麦わらをロール状にしたものです。
ロールベーラーという機械に麦わらを取り込んで、1個300㎏程度のロールにして、ゴロンと畑に落とします。これらのロールは、酪農家などに運ばれて牛さんたちの寝床になります。
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まとめ
7月下旬、十勝管内の広大な小麦畑には、小麦の刈り取り後、麦稈ロールが登場します。麦稈ロールは雨に弱く、長く畑に置いておけないので、畑に登場して間もなく牧場へ運ばれてしまいます。麦稈ロールが置かれた畑は、ほんの少しの間だけ見ることができる十勝の名物景色ですので、7月下旬に十勝を訪れる機会のある方は、是非、小麦畑も見てみてくださいね。